物事を上手くこなせない子がいます。

学校での勉強は毎日進んでいきますが
その子は、そのスピードには到底追いつけず、
何をやっているのかわからないまま日々が過ぎていきます。
今は、温かい家族と暮らしているので
毎日は平和に穏やかに過ごせていますが、大人になると
ある日突然、その子の世界は変わってしまうでしょう。

私がその子にできることは、

一つの文字を丁寧に漢字のノートに書く。ということ。

上手く書かなければいけないとか
一日に一ページ書くこと。などどということは決して言いません。

ただ、一生懸命に文字を書いていれば
達筆でなくても、一生懸命の気持ちの伝わる字になります。
その一生懸命がその子の未来を明るくしてくれる。と、
私は信じて、
ただ、
一文字、一文字を一生懸命に書く。ということを
教えます。
もう何年も同じことを続けています。
その子には、まだ私のいうことが伝わっていません。

その子が書く
丁寧な美しい”一”という字。

その子が私の前で字を書いてくれる間は
私はいつまでもその時を待ち続けます。

音声でお聞きになられたい方は
こちらをどうぞ。

http://vocaroo.com/i/s0NEC4i9OBo2