英語を始めた当初、よく泣いていました。
さすがに、大人ですから、レッスン中に泣くことはありませんでしたが、
レッスンが終ると、”どうして、こんなに英語が聞こえないし、話せないのだろう”と
悔し涙が出て止まりませんでした。

さすがに十年を過ぎる頃から、英語のことで泣く事はなくなりましたが
今は、生徒たちがだいたい1人一回、またそれ以上、涙を流します。
涙を流すとき、彼らは、目の前に立ちはだかる
とても飛び越えられそうにない壁を見ているのだと思います。

一度涙を流して、わたしにその理由を話してくれて、
もう一度、壁を乗り越えようと気持ちを整えたとき、
いつのまにかその壁を乗り越えることが出来ています。
一度、壁を乗り越えると気持ちはスッと軽くなります。

でも、英語が進むとまた壁が出て来て、更にその壁が高くなっています。
わたしが今、泣かないのは、わたしの前に壁が出てこないわけではなく
その壁の高さに驚かない。ひるまないだけなのです。
もう、壁があって当然で、続けていればいつか
越えられるだろう。と思っています。

涙するときは、なんでこんな高い壁がでてきたのだろうと
英語がまるで、いじわるなもののように感じました。
けれど、その壁を越えなければ
自分の成長は一ミリもないのです。

イチロー選手のことばに
「壁というのは、出来る人にしかやってこない。
越えられる可能性がある人にしかやってこない。
だから、壁があるときは、自分が成長するチャンスだと思っている」
というのがあります。

英語はいじわるでなく
わたしたちを成長させてくれる魔法なのです。

音声でお聞きになられたい方は
こちらをどうぞ。