春から夏、初秋の頃まで外作業の時間が増えます。

土を扱い
草刈りをして
木や野菜やお花の手入れをします。
元気のない木を見つけると
その木の根元を見て、草を取り払い
湿気を逃がし、蔓を探し
出来るだけ土に近いところから切って
弱った枝を蔓から解放させてあげます。

そこで気づいたことは、
蔓は、弱った木や植物を狙っているのでは。と、思うのです。
古い木が巻き付かれ易いのですが
古木で堂々としており、葉をしっかりと蓄えた木に
蔓が巻き付いているのを見た事がありません。
痩せて細い木が多いのです。
(人間も特に痩せているか、
特に太っている方も病気にかかりやすいということが言われています。)
蔓が巻きつき、何年もすると
その蔓は直径5センチ以上になることもあります。
蔓に巻き付かれると幹にしっかりとその後を残す程
ものすごい力で巻きつきながら上に伸びていきます。
木の頂上に達すると四方八方に蔓を更に延ばし
葉で覆ってしまい、その木を弱らせます。

蔓に巻き付かれる木の根元は
だいたい草などで覆われ湿っています。そこに
蔓性の植物が根付くようです。
それは土の状態が悪く、環境も悪いということです。
その様は、癌を思い起こさせます。

癌細胞が出来てそれらが増殖し
初期がんと言われる様になるまでに10年から30年かかると
言われています。
数センチになるまでにそれほどの時間を要するのですが
ある大きさに達すると爆発的に増殖を始めます。
蔓性の植物も同じ様に、最初はいとも簡単に切れるほど
細く弱い蔓ですが、時間の経過とともに
刃物で切らなければならないほど太く強くなります。
それほど大きくなった蔓は、枝の分岐点を作り
あちこちへ蔓を伸ばしその木を覆ってしまうのです。
蔓の根元を取り除かなければ、枝分かれした
蔓や葉を取っても、いつまでも蔓の脅威にさらされた状態が
続くということです。

巻き付いた蔓を取っても、覆った葉を取り除いても
木はかなり弱ってしまっており、簡単には回復しません。
そして蔓は執拗にその木に巻き付こうと
触手を延ばしてくるのです。

これを人の身体に置き換えて考えると
まず、蔓(癌)に狙われない身体つくりをすることが一番重要なことだというのが分かります。
どれほど検診を頻繁にしても
私たちの目に見えない世界があり
そこでどんなことが起こっているのかは
本当のところはわかりません。

植物なしで、わたしたちは生きていけません。
人は緑を見て癒され、鳥達などの生物を育み
お花やお野菜でわたしたちの生活を豊かに
健康にしてくれるのです。
けれど、そんな平和の象徴であるかのような植物たちの世界でも熾烈な闘いがあるのです。
そしてそれを知る機会はおおくありません。
山の中では、
生きていくために繰り広げられる静かな闘いが24時間365日繰り返されているのです。
その中でわたしは多くのことを学びます。

世界では一分に東京ドーム2個分の森林が伐採されていますし、
砂漠化も進み、植林をしても追いつくことは難しい状況です。
わたしたちは植物を支配することはできないということです。

自然を自分たちの思う様にはできないのだと改めて
知ることができます。
それはわたしたちの身体も同じことです。

自然の法則通りに生きていくことが一番大事。
薬や身体にメスを入れることでは
健康にはなれないのだと自然は教えてくれます。

音声でお聞きになられたい方は
こちらをどうぞ。